映画『男はつらいよ』シリーズは全50作です。1969年8月27日公開の第1作から、1995年12月23日公開の第48作『寅次郎紅の花』までの26年間に48作が作られ、その後に特別篇(第49作、1997年)と『お帰り 寅さん』(第50作、2019年)が公開されました。
この記事では、全50作のタイトル・公開日・マドンナを公開順の一覧表にまとめました。表のタイトルから当サイトの作品解説へ、第1〜16作はロケ地ガイドへも移動できます。作品データは、松竹の公式作品ページと照合しています(2026年11月6日確認)。
男はつらいよは全何作?シリーズの全体像
『男はつらいよ』の50作は、渥美清さん主演の本編48作と、その後に公開された2作に分けられます。
| 区分 | 作品 | 公開年 |
|---|---|---|
| 本編 | 第1〜48作 | 1969〜1995年 |
| 特別篇 | 第49作 | 1997年 |
| 50周年記念作 | 第50作 | 2019年 |
シリーズの始まりは、1969年8月27日公開の第1作『男はつらいよ』です。マドンナは光本幸子さん。20年ぶりに故郷の柴又へ帰ってきた寅さんの騒動から、長いシリーズが始まりました。
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映画「男はつらいよ(第1作)」の作品解説(マドンナ:光本幸子)
・次の作品「続・男はつらいよ(第2作)」 ・シリーズ全作品の一覧「男はつらいよ全作品一覧(全50作)」 この記事では、寅さん映画シリーズの「男はつらいよ(第1作)」の作品の見どころを解説していきたいと ...
監督は、第3作(森崎東さん)と第4作(小林俊一さん)を除いて山田洋次さんです。公開日を並べると、第9作(1972年)から第36作(1985年)までは、毎年夏(7〜8月)と年末(12月)の年2本のペースで新作が届いていたことがわかります。
第43作(1990年)以降は、年末に年1本のペースでした。
本編の最終作は、1995年12月23日公開の第48作『寅次郎紅の花』です。松竹の公式作品ページでは、26年間に48作続いたシリーズの最終作として紹介されています。リリー(浅丘ルリ子さん)が4度目の登場をする作品でもあります。
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映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花(第48作)」の作品解説(マドンナ:浅丘ルリ子、後藤久美子)
・前の作品「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(第47作)」 ・次の作品「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(第49作)」 ・シリーズ全作品の一覧「男はつらいよ全作品一覧(全50作)」 この記事で ...
第49作『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』は、渥美清さんの没後1年に作られた作品です。第25作『寅次郎ハイビスカスの花』の映像と音声を修復し、新たに撮影した場面を加えています。
第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』は、第1作の公開から50周年を記念して作られ、新しく撮影した満男たちの「今」と、過去のシリーズ映像が組み合わされています。
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「男はつらいよ お帰り 寅さん」第50作のあらすじ・キャスト・見どころ
「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、2019年12月27日に公開されたシリーズ第50作です。上映時間は115分。大人になった満男と、かつて思いを寄せたイズミの再会を軸に、新たに撮影した場面と過去のシリ ...
男はつらいよ全作品一覧(公開順)
作品番号は公開順です。タイトルを押すと、当サイトの作品解説に移動します。マドンナは松竹公式の作品ページの「マドンナ」欄に合わせ、役名を添えました。ロケ地ガイドは、公開している第1〜16作に付けています。
1969〜1979年(第1〜24作)
| 作品 | 公開日 | マドンナ(役名) |
|---|---|---|
| 第1作1969/8/27男はつらいよロケ地ガイド | 1969/8/27 | 光本幸子坪内冬子 |
| 第2作1969/11/15続・男はつらいよロケ地ガイド | 1969/11/15 | 佐藤オリエ坪内夏子 |
| 第3作1970/1/15男はつらいよ フーテンの寅ロケ地ガイド | 1970/1/15 | 新珠三千代志津 |
| 第4作1970/2/27新・男はつらいよロケ地ガイド | 1970/2/27 | 栗原小巻宇佐美春子 |
| 第5作1970/8/26男はつらいよ 望郷篇ロケ地ガイド | 1970/8/26 | 長山藍子三浦節子 |
| 第6作1971/1/15男はつらいよ 純情篇ロケ地ガイド | 1971/1/15 | 若尾文子明石夕子 |
| 第7作1971/4/28男はつらいよ 奮闘篇ロケ地ガイド | 1971/4/28 | 榊原るみ太田花子 |
| 第8作1971/12/29男はつらいよ 寅次郎恋歌ロケ地ガイド | 1971/12/29 | 池内淳子六波羅貴子 |
| 第9作1972/8/5男はつらいよ 柴又慕情ロケ地ガイド | 1972/8/5 | 吉永小百合高見歌子 |
| 第10作1972/12/29男はつらいよ 寅次郎夢枕ロケ地ガイド | 1972/12/29 | 八千草薫志村千代 |
| 第11作1973/8/4男はつらいよ 寅次郎忘れな草ロケ地ガイド | 1973/8/4 | 浅丘ルリ子リリー |
| 第12作1973/12/26男はつらいよ 私の寅さんロケ地ガイド | 1973/12/26 | 岸惠子柳りつ子 |
| 第13作1974/8/3男はつらいよ 寅次郎恋やつれロケ地ガイド | 1974/8/3 | 吉永小百合高見歌子 |
| 第14作1974/12/28男はつらいよ 寅次郎子守唄ロケ地ガイド | 1974/12/28 | 十朱幸代木谷京子 |
| 第15作1975/8/2男はつらいよ 寅次郎相合い傘ロケ地ガイド | 1975/8/2 | 浅丘ルリ子リリー |
| 第16作1975/12/27男はつらいよ 葛飾立志篇ロケ地ガイド | 1975/12/27 | 樫山文枝筧礼子 |
| 第17作1976/7/24男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けロケ地ガイド | 1976/7/24 | 太地喜和子ぼたん |
| 第18作1976/12/25男はつらいよ 寅次郎純情詩集ロケ地ガイド | 1976/12/25 | 京マチ子柳生綾 |
| 第19作1977/8/6男はつらいよ 寅次郎と殿様ロケ地ガイド | 1977/8/6 | 真野響子堤鞠子 |
| 第20作1977/12/24男はつらいよ 寅次郎頑張れ!ロケ地ガイド | 1977/12/24 | 藤村志保島田藤子 |
| 第21作1978/8/5男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく | 1978/8/5 | 木の実ナナ紅奈々子 |
| 第22作1978/12/27男はつらいよ 噂の寅次郎 | 1978/12/27 | 大原麗子水野早苗 |
| 第23作1979/8/4男はつらいよ 翔んでる寅次郎 | 1979/8/4 | 桃井かおり入江ひとみ |
| 第24作1979/12/28男はつらいよ 寅次郎春の夢 | 1979/12/28 | 香川京子高井圭子 |
1980〜1989年(第25〜42作)
| 作品 | 公開日 | マドンナ(役名) |
|---|---|---|
| 第25作1980/8/2男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 | 1980/8/2 | 浅丘ルリ子リリー |
| 第26作1980/12/27男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 | 1980/12/27 | 伊藤蘭水島すみれ |
| 第27作1981/8/8男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 | 1981/8/8 | 松坂慶子浜田ふみ |
| 第28作1981/12/29男はつらいよ 寅次郎紙風船 | 1981/12/29 | 音無美紀子倉富光枝 |
| 第29作1982/8/7男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 | 1982/8/7 | いしだあゆみかがり |
| 第30作1982/12/28男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 | 1982/12/28 | 田中裕子小川螢子 |
| 第31作1983/8/6男はつらいよ 旅と女と寅次郎 | 1983/8/6 | 都はるみ京はるみ |
| 第32作1983/12/28男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 | 1983/12/28 | 竹下景子石橋朋子 |
| 第33作1984/8/4男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 | 1984/8/4 | 中原理恵小暮風子 |
| 第34作1984/12/28男はつらいよ 寅次郎真実一路 | 1984/12/28 | 大原麗子富永ふじ子 |
| 第35作1985/8/3男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 | 1985/8/3 | 樋口可南子江上若菜 |
| 第36作1985/12/28男はつらいよ 柴又より愛をこめて | 1985/12/28 | 栗原小巻島崎真知子 |
| 第37作1986/12/20男はつらいよ 幸福の青い鳥 | 1986/12/20 | 志穂美悦子島崎美保 |
| 第38作1987/8/15男はつらいよ 知床慕情 | 1987/8/15 | 竹下景子上野りん子 |
| 第39作1987/12/26男はつらいよ 寅次郎物語 | 1987/12/26 | 秋吉久美子高井隆子 |
| 第40作1988/12/24男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 | 1988/12/24 | 三田佳子原田真知子 |
| 第41作1989/8/5男はつらいよ 寅次郎心の旅路 | 1989/8/5 | 竹下景子江上久美子 |
| 第42作1989/12/27男はつらいよ ぼくの伯父さん | 1989/12/27 | 後藤久美子及川泉檀ふみ奥村寿子 |
1990〜1995年(第43〜48作)
| 作品 | 公開日 | マドンナ(役名) |
|---|---|---|
| 第43作1990/12/22男はつらいよ 寅次郎の休日 | 1990/12/22 | 夏木マリ及川礼子後藤久美子及川泉 |
| 第44作1991/12/21男はつらいよ 寅次郎の告白 | 1991/12/21 | 吉田日出子聖子後藤久美子及川泉 |
| 第45作1992/12/26男はつらいよ 寅次郎の青春 | 1992/12/26 | 後藤久美子及川泉風吹ジュン蝶子 |
| 第46作1993/12/25男はつらいよ 寅次郎の縁談 | 1993/12/25 | 松坂慶子葉子 |
| 第47作1994/12/23男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 | 1994/12/23 | かたせ梨乃宮典子 |
| 第48作1995/12/23男はつらいよ 寅次郎紅の花 | 1995/12/23 | 後藤久美子及川泉浅丘ルリ子リリー |
※第46作の城山美佳子さん、第47作の牧瀬里穂さんは、松竹公式の作品ページではゲストとして記載されているため、この表のマドンナ欄には入れていません。
特別篇(1997年)と第50作(2019年)
| 作品 | 公開日 | マドンナ(役名) |
|---|---|---|
| 第49作1997/11/22男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇 | 1997/11/22 | 浅丘ルリ子リリー |
| 第50作2019/12/27男はつらいよ お帰り 寅さん | 2019/12/27 | ― |
※第49作は、第25作に新しい場面を加えた特別篇です。第50作の公式作品ページにはマドンナ欄がないため「―」としています。
男はつらいよはどの順番で観る?
基本は公開順(作品番号の順)
迷ったら、作品番号の順に観るのが基本です。作品番号は公開順なので、満男の成長や柴又の人々の移り変わりを、時間の流れのとおりに追えます。
一方で、作品ごとにマドンナと旅先が変わります。気になるマドンナや旅先の作品から観始めて、あとから前後の作品をさかのぼる観方もできます。
続けて観たい「再登場」の作品
同じ役のマドンナが再び登場する作品は、公開順に続けて観ると、人物の関係の変化がわかりやすくなります(役名は松竹公式の作品ページの記載です)。
- リリー浅丘ルリ子第11作 寅次郎忘れな草第15作 寅次郎相合い傘第25作 寅次郎ハイビスカスの花第48作 寅次郎紅の花※第49作の特別篇も第25作がもとです
- 高見歌子吉永小百合第9作 柴又慕情第13作 寅次郎恋やつれ
- 及川泉後藤久美子第42作 ぼくの伯父さん第43作 寅次郎の休日第44作 寅次郎の告白第45作 寅次郎の青春第48作 寅次郎紅の花
泉は、満男の高校の吹奏楽部の後輩として第42作に登場します。第50作では満男の初恋の人イズミ(泉)が物語に深く関わるので、第42〜45作と第48作を先に観ておくと、物語に入りやすくなります。
また、松竹の公式作品ページによると、第1作のマドンナ・坪内冬子(光本幸子)は、第7作と第46作で柴又に里帰りします。
同じ女優さんが別の役で出演している作品
同じ女優さんが、作品ごとに別の人物を演じていることもあります。演じ分けを見比べるのも、シリーズを通して観る楽しみのひとつです。
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男はつらいよの作品一覧に関するよくある質問
- 男はつらいよは全部で何作ありますか?
- 全50作です。本編は第1〜48作(1969〜1995年)で、第49作が特別篇(1997年)、第50作が『お帰り 寅さん』(2019年)です。松竹の公式サイトでも「全50作品」と紹介されています。
- シリーズの最終作はどれですか?
- 第49作はどんな作品ですか?
- 『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(1997年11月22日公開)です。第25作『寅次郎ハイビスカスの花』の映像と音声を修復し、満男が出張先の駅のホームで寅さんの姿を見る場面を新たに撮影して加えています。
- 「知床慕情」や「夕焼け小焼け」は何作目ですか?
- 全作品、山田洋次監督の作品ですか?
- 原作は山田洋次さんですが、第3作『男はつらいよ フーテンの寅』は森崎東さん、第4作『新・男はつらいよ』は小林俊一さんが監督しています。それ以外の作品の監督は山田洋次さんです(松竹公式の作品ページのスタッフ欄による)。
- どの順番で観ればいいですか?
- 基本は作品番号の順(公開順)です。リリーが登場する第11・15・25・48作や、泉が登場する第42〜45・48作のように、同じ人物が再登場する作品は続けて観ると関係の変化を追いやすくなります。
まとめ
『男はつらいよ』は、1969年の第1作から1995年の第48作までの本編48作に、1997年の特別篇(第49作)と2019年の『お帰り 寅さん』(第50作)を加えた全50作のシリーズです。
観る順番に迷ったら公開順が基本です。気になるマドンナや旅先から選ぶ場合も、この一覧表で作品番号と公開日を確かめながら、前後の作品をたどってみてください。