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映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」の作品解説(マドンナ:竹下景子)

2022年11月20日

この記事では、寅さん映画シリーズの「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」の作品の見どころを解説していきたいと思います。

映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」の予告編動画

映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」の作品データ

映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」のビジュアルポスター
公開日1983年12月28日
上映時間105分
マドンナ竹下景子
ゲスト松村達雄/中井貴一/杉田かおる
監督・原作山田洋次
スタッフ製作:島津清/佐生哲雄
企画:小林俊一
脚本:山田洋次/朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
美粧:宮沢兼子
衣装:松竹衣装
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
協力柴又新明会
高梁市
主題歌男はつらいよ
観客動員数1,489,000人(シリーズ歴代32位)
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同時上映「喜劇 家族同盟」
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「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」のロケ地情報

「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」のロケ地
  • 備中国分寺跡(岡山県)
  • 白神食品店(岡山県)
  • 薬師院(岡山県)
  • 武家屋敷通り・岡村邸(岡山県)
  • 油屋旅館(岡山県)
  • 伯耆大山南壁(鳥取県)
  • 備中高梁駅(岡山県)
  • 高梁川(岡山県)
  • 渋谷駅(東京都)
  • 因島大橋(広島県)
  • 堤章玉堂印鑑(岡山県)
  • 一福屋食堂(広島県)
  • 方谷林公園(岡山県)
  • 水江の渡し(岡山県)
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    「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」作品のあらすじ

    博の父親・飃一郎の墓参りのために岡山にある蓮台寺に来ていた寅次郎は、その寺の住職(松村達雄)の娘・朋子(竹下景子)に出会い、一目惚れしてしまう。
    その晩、そのお寺に泊めてもらう寅次郎であったが、翌朝、法事に出なければいけない住職が二日酔いで出席できないことを知り、住職の代わりに寅次郎が法事に出ることになる。
    寅次郎は啖呵売の口上を織り交ぜながら法話の真似事をするが、それが意外にも評判がよく、蓮台寺の納所坊主として受け入れられるようになる。
    しばらくして、飃一郎の三回忌法要に出席するために博とさくらたちが蓮台寺を訪れてくるが、納所坊主として働く寅次郎と遭遇してしまう。
    はじめは驚いていた博たちであったが、人のために働く寅次郎の姿を見て納得し、柴又に戻っていく。
    その後、しばらく納所坊主として働いていた寅次郎は、朋子と所帯を持ち、蓮台寺の婿養子として寅次郎を迎い入れる話を住職の口から直接聞いて有頂天になる。
    朋子のために僧籍に入る決意をした寅次郎は、そのことをさくらたちに報告するために一度柴又に帰っていく。
    ところが、急に東京に行ってしまった寅次郎を心配した朋子が、突然とらやを訪ねてきてしまう・・・。

    「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」作品のキャスト

    <メインキャスト>

    • 車寅次郎:渥美清
    • さくら:倍賞千恵子
    • 一道:中井貴一
    • ひろみ:杉田かおる
    • 竜造:下條正巳
    • つね:三崎千恵子
    • 博:前田吟
    • 社長:太宰久雄
    • 源公:佐藤蛾次郎
    • 満男:吉岡秀隆
    • 御前様:笠智衆
    • 泰道:松村達雄
    • 大阪屋:長門勇
    • 朋子:竹下景子

    <サブキャスト>
    梅野泰靖/八木昌子/穂積隆信/レオナルド熊/石倉三郎/あき竹城/人見明/関敬六/マキノ佐代子/上野稜子/岡島艶子/市川千恵子/光映子/谷よしの/灘陽子/西屋東/笠井一彦/和沢昌治/川井みどり/星野麗/露木幸次/レイチェル/森山徹/

    マドンナ:竹下景子

    マドンナ:竹下景子

    <役名:石橋朋子>

    備中高梁の蓮台寺の住職・石橋泰道(松村達雄)の長女。以前結婚していたが現在はバツイチ。父親のお寺の手伝いをしながら暮らしている。寅さんとは博の父親・飈一郎の墓参りに来ていた時に出会う。朋子が出戻りであること知った寅さんは寺の住職になろうと考えるが、朋子の父親に婿養子の話を持ち出されてしまい、逃げるように去って行ってしまう。寅さんの本当の気持ちを確認したい朋子は東京へ出向いてくるが、寅さんの素っ気ない返事に落胆して故郷へ帰ってしまう。

    竹下景子は、第38作「男はつらいよ 知床慕情」で上野りん子、第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」で江上久美子というマドンナ役で再度出演しています。

    →「「男はつらいよ」に登場した寅さんの歴代マドンナ47人を徹底ガイド

    ゲスト:松村達雄

    ゲスト:松村達雄

    <役名:石橋泰道>

    博の父親・飃一郎が眠る蓮台寺の住職。
    今回のマドンナ・朋子(竹下景子)、そしてお寺を継がずに写真家を目指そうとする一道(中井貴一)の父親である。
    寅さんとは飃一郎の墓参りに来ている時に出会い、その夜、一緒に酒を飲み交わしたことで仲良くなる。
    息子・一道との折り合いが悪く、自分の至らなさを認めつつもケンカばかりしてしまう。
    本当は一道にお寺を継いでもらいたいと思っている。

    ゲスト:中井貴一

    ゲスト:中井貴一

    <役名:石橋一道>

    蓮台寺の住職・石橋泰道(松村達雄)の息子であり、マドンナ・朋子(竹下景子)の弟である。
    現在、大学在学中だが、大学の授業料をカメラにつぎ込んでしまうほどの写真好きである。
    お寺を継いでほしいと願う父親ともめ、大学を辞めて写真家を目指して上京してしまう。
    ひろみ(杉田かおる)とは幼馴染みだが、恋愛関係である。

    ゲスト:杉田かおる

    ゲスト:杉田かおる

    <役名:ひろみ>

    高梁の酒屋の娘で、病気で寝たきりの父親のために自分のお店の配達をしながら働いている。
    一道(中井貴一)とは幼馴染みで、恋愛関係にある。
    上京した一道に会いに東京を訪れてくる。

    「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」作品の解説

    まさに寅次郎が口笛を吹きながら歩いていくような、とても愉快な気分にさせられる作品。
    渥美清自身も楽しく寅次郎を演じているのがわかる。
    今作の見どころは、寅次郎がマドンナに気に入られようとお寺の坊主になってしまうところ。
    そのお寺の住職役として、かつてとらやの二代目おいちゃんを演じた松村達雄が登場し、物語をより愉快なものにしてくれる。
    サブストーリーとして、実家を継がずに自分の夢を追いかけて上京してしまう一道(中井貴一)と、故郷でそれを見守るひろみ(杉田かおる)とのラブロマンスもサブストーリーとして描かれる。
    そして、寅次郎とマドンナ・朋子(竹下景子)との、相思相愛でありながらのやや残酷で、切ない結末を迎えるところも見どころの一つと言えるだろう。
    第8作目「男はつらいよ 寅次郎恋歌」のロケ地・備中高梁を舞台に、再び濃厚な人間ドラマが展開される。

    夢のシーン

    映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」夢のシーン

    故郷の「とらや」をなつかしむ寅次郎が、偽物の寅次郎(レオナルド熊)に見合い相手を奪われてしまう夢。
    「とらや」にいるはずの寅次郎だが、「とらや」の人たちにはその姿が見えていないという設定で展開される。
    偽物の寅次郎は、この時寅次郎が乗っていた電車の中にいた子連れの親方風の男。
    眠りにつく前に、寅次郎はこの親方風の男を目にし、どこか「自分と同じ匂いのする男だ」とでも思っていたのかもしれない。

    男はつらいよシリーズ全夢のシーン紹介ページ

    寅次郎の天職は坊主なのか!?

    映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)

    坊主姿の寅次郎に笑ってしまうが、寅次郎の天職はお寺のお坊さんなのでは?と思わせる雰囲気がとても面白い。

    インチキな物を口からでまかせで売ってしまうほどの口のうまさがあれば、真似事法話であれ人の心を鷲掴みにしてしまうことはできてしまうのかもしれない。

    もともと寅次郎が、冠婚葬祭、それも葬式に関する知識や段取りに関してずば抜けた能力を発揮するのはシリーズを通しても周知の事実だろう。

    だが、やはり寅次郎に坊主は務まらないのだ。

    御前様の修行に行っても三日坊主にしかならず、また坊主になることを「医者になるよりは楽だろう。なんせ相手はもう死んじゃってるんだから」などと言ってしまうほどだ。

    結局、寅次郎の坊主になりたい理由が「朋子さんと一緒になるため」になっている時点で、目的が別なところに行ってしまっているわけだ。

    これでは、5作目の望郷篇の豆腐屋の節子の時と同じ運命をたどってしまうことだろう。

    ただ、寅次郎自身にそんな邪な気持ちがなく、お坊さんという職業にやりがいを見い出せたのなら、坊主が寅次郎の天職になっていたのは間違いないだろう。

    様々な想いが交錯する柴又駅での寅次郎と朋子の別れのシーン

    映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)

    この作品の見どころは、やはり柴又駅での寅次郎と朋子の別れのシーンだろう。

    この柴又駅での別れのシーンは、さくらを含め、三人の想いがいろんな方向に向かって漂ってしまう。

    それは、朋子が寅次郎の本当の気持ちを探ろうとした時だ。

    朋子「あの三日ほど前の晩に父がね、突然、今度結婚するんやったらどげな人がええかって聞いたの・・・それで・・・私・・・」
    寅次郎「寅ちゃんみたいな人がいいって言っちゃったんでしょ」
    朋子「・・・(無言で首を縦に振る)」
    寅次郎「和尚さん笑ってたろう、俺だって笑っちゃうよ、なあ、さくら?」
    さくら「・・・」
    朋子「ねえ、寅さん・・・私、あの晩父さんの言うたことが寅さんの負担になって、それでいなくなってしもうたんじゃないか思うて、そのことをお詫びしに来たの」
    寅次郎「俺がそんなこと本気にするわけねえじゃねえか」
    朋子「そう・・・じゃ私の錯覚・・・」
    寅次郎「安心したか?」
    朋子「・・・(無言で首を横に振る)」

    お詫びに来たと言いながら、寅次郎に寄り添う覚悟を決め、寅次郎に「本気」を示してほしかった朋子。

    朋子に悪いと思わせたくないために、また重い空気に堪えられなくなり、心とは裏腹な言葉を発して後悔してしまう寅次郎。

    寅次郎と朋子がうまくいってほしいと切に願うさくら。

    この三人のそれぞれの想いがこの柴又駅のホーム内を包み込む。

    最後のチャンスとばかりに「お兄ちゃん、東京駅まで送ってあげたら?」と助け船を出すさくらであったが、時はすでに遅し。

    寅次郎の本当の気持ちを確認できた朋子は、それを拒んで東京駅に向かう電車に乗り、岡山へ帰ってしまうのだった。

    もしこの時、寅次郎が自分の気持ちを正直に朋子に伝えることができていたとしたら、三人の想いは交錯することなくピッタリと合わさったに違いない。

    この別れのシーンは長いシリーズの中でもベスト3に入るくらい切ない場面だったと思う。

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