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作品解説

映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」の作品解説(マドンナ:木の実ナナ)

2021年12月1日

この記事では、寅さん映画シリーズの「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」の作品の見どころを解説していきたいと思います。

<映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」の作品データ>

映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」
公開日1978年8月5日
収録時間107分
マドンナ木の実ナナ
ゲスト武田鉄矢/竜雷太
監督山田洋次
観客動員数1,897,000人(シリーズ18位)
同時上映「俺は田舎のプレスリー」
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「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」のロケ地
  • 麻生釣駅(大分県)
  • 広瀬神社(大分県)
  • 阿蘇大観峰(熊本県)
  • 通潤橋(熊本県)
  • 田の原温泉「大朗館」(熊本県)
  • 阿弥陀杉(熊本県)
  • 杖立温泉(熊本県)
  • 浅草国際劇場(東京都)
  • 浅草六区(東京都)
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    「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」作品のあらすじ

    久しぶりに帰省したと思いきや、いきなり備後屋さんとケンカを始める寅次郎。
    おいちゃんの病気のお見舞いを渡すなどして茶の間の雰囲気を良くさせたのも束の間、とんでもない「とらや改造計画」について語り出し、また大ゲンカとなってしまう。
    居心地の悪くなった寅次郎は再び旅へ。
    しばらくして、寅次郎は熊本の田の原温泉に宿泊中に失恋ばかりを繰り返す青年・留吉(武田鉄矢)と出会う。
    寅次郎の男気ある言葉に感銘を受けた留吉は、寅次郎を師と仰ぐようになる。
    ところが、宿賃が払えなくなった寅次郎はさくらに肩代わりしてもらい、共に柴又へ戻っていくことになる。
    しばらく真面目に働いていた寅次郎であったが、さくらの同級生の踊り子・紅奈々子(木の実ナナ)にバッタリ出会うと、彼女に夢中になってしまう。
    ある日、仕事と結婚で悩む奈々子を慰めようと、彼女のアパートに上がり込む寅次郎であったが・・・

    「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」作品のキャスト

    <メインキャスト>

    • 車寅次郎:渥美清
    • さくら:倍賞千恵子
    • 紅奈々子:木の実ナナ
    • 竜造:下條正巳
    • つね:三崎千恵子
    • 博:前田吟
    • 社長:太宰久雄
    • 満男:中村はやと
    • 源公:佐藤蛾次郎
    • 留吉:武田鉄矢
    • 御前様:笠智衆

    <サブキャスト>

    犬塚弘/佐山俊二/竜雷太/杉山とく子/左時枝/寺島信子/岡本茉莉/津嘉山正種/久世竜之介/小林伊津子/後藤泰子/木村賢治/長谷川英敏/羽生昭彦/笠井一彦/
    <松竹歌劇団>小月冴子/春日宏美/千羽ちどり/藤川洋子/姫路希

    マドンナ:木の実ナナ

    マドンナ:木の実ナナ

    <役名:紅奈々子>

    さくらの同級生で寅さんとは幼馴染み。現在はSKDの踊り子をしている。久しぶりに「とらや」へ訪問した際に寅次郎と再会。プロポーズされていた男性・隆(竜雷太)がいたが、どうしても踊りをやめることができず一時別れる決断をする。ある夜、一緒に飲み明かそうと寅さんを自宅に招き入れた奈々子であったが、雨の中で心配そうに奈々子の部屋を見ている隆を見て、寅さんを置いて外に飛び出していってしまう。

    →「「男はつらいよ」に登場した寅さんの歴代マドンナ47人を徹底ガイド

    ゲスト:武田鉄矢

    ゲスト:武田鉄矢

    <役名:後藤留吉>

    熊本県で酪農をしている青年。
    田の原温泉に宿泊中の寅次郎と出会い、失恋直後に引き際の大切さについて諭されたことで寅次郎を師と仰ぐようになる。
    寅次郎が東京に戻っていった後、「農村の未来を考えるシンボジウム」に参加するために東京へ訪れてくるが、松竹歌劇団(レビュー)にハマってしまった留吉は東京へ居座ってしまう。

    「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作)」作品の解説

    今作は、松竹歌劇団(SKD)に所属する踊り子の苦悩を描いた作品。
    今ではなくなってしまった当時の浅草国際劇場の風景や熱気を感じることができる記録映画にもなっている。
    今回は、仕事と結婚の選択に迷うマドンナ・紅奈々子(木の実ナナ)を通し、女性の社会進出で抱える悩みを繊細に描いていく。
    そして、フーテンとして生きる寅次郎目線で語られる仕事と結婚についての考えは時代を先読みしているかのようで興味深い。
    また、今作で登場してくる熊本の青年・留吉(武田鉄矢)と寅次郎のおかしな師弟関係も見どころの一つである。

    夢のシーン

    映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作))

    第3惑星から故人・寅次郎の身代わりになっていた宇宙人(寅次郎)が、UFOに乗って第3惑星へ帰っていく夢。
    パロディ元は、スピルバーグ監督の映画「未知との遭遇(1977年)」。
    博「なんだかチャチいなあ。あれで飛んでいけるんですかねえ?」
    タコ社長「予算がねえんだろ。アメリカ映画みたいにはいかねえよ」
    という、博とタコ社長の設定を無視した会話のやり取りが非常にウケる。
    第3惑星から来たUFOの中に、なぜか猿の惑星に出てくるような生命体が乗っているのも面白い。これは「惑星」つながりだろうか・・・・。

    男はつらいよシリーズ全夢のシーン紹介ページ

    仕事と結婚の選択に迷うマドンナに向けて投げかけた寅次郎の最適解

    映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作))

    今の時代であれば仕事と結婚は両立できるものだが、当時はまだこういった考え方は一般的に定着していなかった時代。

    しかし、寅次郎はこの時すでに本質を見抜き、時代を先読みするようなセリフを語っている。

    それは、結婚と仕事の選択に悩む奈々子へ語る、寅次郎の「両立」のススメである。

    寅次郎「あんたの踊りがどんなに素晴らしいか、あんたは分からないんだろうけども、大勢の人が・・・俺だってそうだよ。
    あんたの踊りを見て、大勢の人がうっとりして、苦しい思いや辛い思いを忘れようとするんだ。
    踊りを続けろよ、な?
    そのうちきっとその男も分かってくれるよ」

    寅次郎は、どちらか一つを選択するのではなく、結婚と仕事を両立させるように促している。

    人を魅了する才能があるのであれば、結婚のためにその才能を閉じてしまうような人生はもったいない。

    そういったすばらしい天賦の才能は大いに人に還元していくべきだし、無駄に潰してしまうことは才能を授けてくれた神様にも申し訳ない行為だ。

    そして、寅次郎は奈々子と別れた後に、さくらにまたこんなセリフを漏らすのだ。

    寅次郎「(奈々子が)踊りをやめたりしたら、後悔するんじゃねえのかな。俺だったらそんなことさせない・・・・」

    相手の男に対する負け惜しみにも聞こえてしまうが、このセリフは常識にとらわれない寅次郎の柔軟さが見え隠れする素敵な言葉だ。

    寅次郎と留吉のおかしな師弟関係

    映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(第21作))」の作品解説

    この作品のもう一つの見どころは、寅次郎と留吉のおかしな師弟関係である。

    寅次郎との師弟関係といれば、テキヤ仲間の登、題経寺の寺男・源公の二人が思い浮かぶが、この留吉も三人目に加えてもいいくらい、味のあるキャラクターになっている。

    基本的にこの二人は趣味嗜好が似ており、どこか根っこの部分では繋がっているように思えてくる。

    女性にうつつを抜かす性格、SKDのレビューに没頭してしまう様はまさに同類と言えるだろう。

    留吉の九州弁と寅次郎の東京弁が交じり合ってる感じも観ていてとても面白い。

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