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全作品解説

映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」の作品解説(マドンナ:中原理恵)

2022年11月27日

この記事では、寅さん映画シリーズの「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」の作品の見どころを解説していきたいと思います。

映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」の予告編動画

映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」の作品データ

映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」のビジュアルポスター
公開日1984年8月4日
上映時間102分
マドンナ中原理恵
ゲスト渡瀬恒彦/佐藤B作/秋野太作
監督・原作山田洋次
スタッフ製作:島津清/中川滋弘
企画:小林俊一
脚本:山田洋次/朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
美粧:宮沢兼子
衣装:松竹衣装
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
協力北海道観光誘致宣伝協議会
釧路市
根室市
中標津町
北上氏・花巻温泉
柴又新明会
東亜国内航空
主題歌男はつらいよ
挿入歌千年接吻(唄:中原理恵)
観客動員数1,379,000人(シリーズ歴代40位)
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同時上映「ときめき海岸物語」
啖呵売した商品地球儀、オルゴール
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「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」のロケ地情報

「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」のロケ地
  • 根室港(北海道)
  • ぬさまい広場<幣舞河畔公園>(北海道)
  • 小田原理容店(北海道)
  • 藤や(北海道)
  • 計根別駅(北海道)
  • 釧路駅(北海道)
  • 別寒辺牛湿原(北海道)
  • 汐見橋(北海道)
  • 養老牛温泉(北海道)
  • 茶内駅(北海道)
  • 花輪線の踏切(岩手県)
  • 盛岡城跡(岩手県)
  • 新山神社(岩手県)
  • 願円寺(岩手県)
  • 上の橋(岩手県)
  • 北品川橋(東京都)
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    「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」作品のあらすじ

    北海道を旅する寅次郎は、地元で理容師の仕事を探すフーテン暮らしの風子(中原理恵)と出会う。
    風子は長続きしない仕事の愚痴を聞いてくれる寅次郎に心を開き、しばらく寅次郎と共に仕事を求めて旅を続けることになる。
    叔母の口利きで何とか理容師の仕事に就けた風子だったが、そこに巡業に来ていたサーカス団のオートバイ乗り・トニー(渡瀬恒彦)に惹かれ、再びフーテン暮らしに戻ってしまう。
    しばらくして東京に帰省していた寅次郎は、風子が病気で寅次郎に会いたがっているという知らせを同棲しているトニーから聞いて、急いで風子の元へ向かう。
    寅次郎は精神的に衰弱した風子を何とかとらやへ連れていき、しばらく療養させることで風子の体調を回復させていく。
    寅次郎は何とか風子を堅気の生活に戻してやろうとトニーの元へ直談判しに行くが、この寅次郎の一方的すぎる行動が風子との関係を壊してしまう結果になる。

    「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」作品のキャスト

    <メインキャスト>

    • 車寅次郎:渥美清
    • さくら:倍賞千恵子
    • 風子:中原理恵
    • 竜造:下條正巳
    • つね:三崎千恵子
    • 博:前田吟
    • 社長:太宰久雄
    • 源公:佐藤蛾次郎
    • 満男:吉岡秀隆
    • 御前様:笠智衆
    • 金吾:加藤武
    • 栄作:佐藤B作
    • あけみ:美保純
    • トニー:渡瀬恒彦

    <サブキャスト>
    秋野太作/文野朋子/人見明/谷幹一/関敬六/笠井一彦/志馬琢哉/竹下佳男/高木信夫/統一劇場/キグレオートバイサーカス/マキノ佐代子/中川加奈/村上記代/秩父晴子/谷よしの/水木涼子/川井みどり/坂元かず子/

    マドンナ:中原理恵

    マドンナ:中原理恵

    <役名:風子>

    幼い頃に母親が家出をしてしまい、幼少期から親戚の元で生活していた過去を持つ。理容師の資格を持っているが、長続きできずに理髪店を転々としている。寅さんとは北海道の理容店「ヒロシマ」で出会う。フーテンという同じ境遇に共感した風子は寅さんに興味を示すようになり、二人は仲良くなっていく。ところが「寅さんと一緒に旅がしたい」という風子の考えに賛同できない寅さんは風子に説教し、風子の気持ちを損ねてしまう。東京に戻ってから風子がサーカス団のバイク乗りのトニー(渡瀬恒彦)と付き合っていることを知り、二人の仲を裂こうとする寅さんだったが、風子に猛反対されて二人はそれっきりとなってしまう。
    しばらくして、トニーとは別の男性と結婚すという風子の手紙が「とらや」に送られてくる。

    →「「男はつらいよ」に登場した寅さんの歴代マドンナ47人を徹底ガイド

    ゲスト:渡瀬恒彦

    ゲスト:渡瀬恒彦

    <役名:トニー>

    サーカス団に所属し、オートバイショーを披露して生計を立てている男。
    巡業先の根室で興行中に風子と出会い、自ら声をかけて近付き、風子と親密な関係になっていく。
    寅次郎とは同じ渡世人仲間としての面識はあるが、特に仲がいいという関係性ではない。

    ゲスト:佐藤B作

    ゲスト:佐藤B作

    <役名:栄作>

    不倫した妻に逃げられ、その妻の居所を突き止めて北海道にやってきた男。
    茨城県牛久沼に家を建てて生活していたが、住宅ローンの支払いに苦労するサラリーマンである。
    寅次郎とは、妻を追いかけてきた北海道の旅館で出会い、妻の居場所まで寅次郎たちに同行してもらう。

    ゲスト:秋野太作

    ゲスト:秋野太作

    <役名:登>

    第1作目から10作目までに登場していた寅次郎の舎弟。
    盛岡城址で売をしている寅次郎の姿を発見し、登のほうから近付いていき、約12年ぶりの再会を果たす。
    現在はテキヤ稼業から足を洗い、妻子・父親とともに故郷で食堂兼今川焼のお店を営んでいる。

    「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」作品の解説

    今作は、寅次郎が自分と似た境遇を生きる女性・フーテンの風子(中原理恵)を堅気へと導いていく物語である。
    今回はマドンナに恋焦がれる寅次郎ではなく、まるで自分の娘をヤクザな世界に引き込まれないように指導する父親目線の寅次郎が描かれる。
    この作品の見どころは、風子をトニー(渡瀬恒彦)から引き離そうと、寅次郎がヤクザ稼業の立場でトニーと渡り合うシーンがあるところ。
    今までのシリーズでは描かれてこなかった、ヤクザ稼業として生きる寅次郎の裏側が垣間見れる作品になっている。
    その他、冒頭で久しぶりに再会する寅次郎の舎弟・登(秋野太作)、妻に逃げられる不幸なサラリーマン(佐藤B作)などの登場も、この作品をより味わい深いものにしてくれる。
    全体的にやや暗いイメージで物語が進んでいく作品ではあるが、ラストシーンの熊騒動で一気に喜劇色が強くなるのが面白い。
    また、タコ社長の娘・あけみ(美保純)の初登場も忘れてはいけない。

    夢のシーン

    映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)」夢のシーン

    肉親たちを失った寅次郎が、その復讐を果たすべく、ボス(渡瀬恒彦)のいるバーで大乱闘を繰り広げる夢。
    復讐の鬼と化した寅次郎が、華麗な身のこなしで次々とボスの手下を倒していきます。(←激しい乱闘シーンの時だけスタントマンを使っている)
    この夢でも、まだ会っていない風子とトニーが登場してくる。

    男はつらいよシリーズ全夢のシーン紹介ページ

    寅次郎が父親目線で風子の人生を修復していく物語

    映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)

    シリーズが進むにつれて寅次郎は少しずつ大人の視点から女性にアドバイスできるようになっていく。

    今回の寅次郎は恋をしない。

    今作は、寅次郎が父親目線で風子の間違った生き方を正していく物語である。

    自分と似たフーテン暮らしを夢見る風子に対し、寅次郎は自分の経験を踏まえて全身全霊で風子に堅気の人生を歩ませようとするのだ。

    それは風子と恋愛関係にあるトニーのほうにも向けられていく。

    今までの寅次郎ならトニーに対する嫉妬心も湧きそうな展開だが、この作品での寅次郎にはそんな感情は芽生えない。

    寅次郎はただただ風子から堅気の生活を奪うすべてのものを排除しようと努めるのだ。

    ただ、寅次郎のそんな強すぎる想いが逆に風子との関係を壊してしまう結果になる。

    だが、寅次郎の風子に向けたそんな強い想いはラストの風子の結婚式のシーンによってきちんと報われていたことを証明してくれるのだ。

    シリーズ初!?アウトロー的な寅次郎が描かれる

    映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(第33作)

    今までのシリーズでは、いつも明るく、おかしく、ドジばかり踏む寅次郎が描かれてきたが、この作品ではヤクザ稼業として生きる本来の寅次郎の裏の姿が垣間見れる。

    まるで、これが本来の寅次郎の姿なんだと思わせるようなアウトロー的な雰囲気が漂っている。

    寅次郎が病気で寝込む風子をトニーのアパート部屋から連れ出す時の手際の良さは、何度も経験したからこそできるものに見えるし、風子から手を引くようにトニーを説得するシーンも、何度も修羅場をくぐってきたからこそできる落ち着きが漂っていた。

    この二つのシーンを観ただけで、今まで映画では語られなかった寅次郎の過去や裏側がいろいろ想像できて面白い。

    もしかしたら、過去の寅次郎は想像もできないほどの危険な女性遍歴を持つ男だったのかもしれないと、勝手に妄想が膨らんだりする。

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